子供に多い脊柱側彎症
脊柱側彎症は痛みなどの自覚症状が殆んど無く指摘されるまで気が付かない場合が殆んどです。脊柱側彎症は背骨が横方向へ彎曲し酷くなると蛇のようにS字状になることがあり、見た目の悪さだけでなく、内臓に圧迫を加え内臓機能を低下させたり、座ったり、立ったり、歩いたりする運動能力に強い影響を与えます。筋肉や骨が、出来上がりつつある成長期の子供に結構多い病気で、進行が非常に早いものです。
構築性側彎症と機能性側彎症
脊柱側彎症は、構築性側彎症と機能性側彎症に分類されます。
構築性側彎症は骨や周りの筋肉が遺伝や構造的に変形して起こるもので、彎曲が20度以上になるとギブスによる四六時中数年単位の固定、40度になってしまうと外科的治療が必要ですが、完治するものではありません。ギブス固定による肋骨成長不全などの成長障害も考えなくてはいけません。
機能性側彎症は不良姿勢などによる筋肉や関節の機能的アンバランスにより起こるもので、カイロプラクティックに適しています。カイロプラクティックでは、関節の可動域を取り戻すためのカイロプラクティック用の特殊なベッドを使用し、運動療法を併用して施術します。
側彎症のチェック!
1.肩の高さは水平
2.首と肩を結ぶ角度は左右対称
3.肩甲骨位置は左右同じ
4.乳房の高さは同じ
5.ウエストラインは左右対称
6.両足を肩幅に開き両手を合わせたまま前屈したときの背中(肋骨)の高さが水平
脊柱側彎症は早期発見!早期治療!です。傾きが20度までなら自然回復もありますが、小学年生くらいが限界、中学生では自然回復することは非常に難しくなってきます。